こんにちは、ミウルス(Twitter@to_Miurus)です。今回は巷でも話題に出てくることが多くなったFIREについてです。それでは、どうぞ~~~~
どんなきっかけでFIREを調べたのか。
FIREとは「Financial Independence,Retire Early」の頭文字をとった言葉になります。日本語で言えば、「経済的自立による早期リタイア」のことになります。”きっかけ”は、日経新聞他の経済記事やYoutubeでFIREという言葉をよく見ることになったからです。それで、何冊か購入して学んだことを紹介したいと思います。
FIREに重要な要素とは
4パーセントルール
「トリニティスタディ」と呼ばれる論文に出てきている数値になっています。
一定額の貯蓄がある人が毎年一定割合の金額を引き出しながら投資しておいた場合にどうなるのかを調べた論文で、結論としては「投資金額の4%の金額で1年間の生活費を抑えることができれば、30年で資産が残っている確率が95%はある」っていうやつです。
100÷4をすると25倍になるので、年間の生活費の25倍をすれば、ざっくりとですが必要になってくる投資資金を算出することができます。それでは、早速計算していきたいと思います。
※生活費については、過去の記事で紹介していますので、確認してみてください。
こんにちは、ミウルス(Twitter@to_Miurus)です。 毎月の支出額について 総世帯の月の平均金額(費目別) まず、生活費の平均を確認してみましょう。総世帯の消費別の月平均額は次の表に[…]
総世帯の平均値の支出合計は233,568円なので、ここでは丸めた数字にしたいので、24万円とします。月の金額が24万円でこれに係数”25”をかければ、平均支出の場合で4%ルールで考えた金額がでます。
24万円×12か月×25=7,200万円
7,200万円って結構な金額ですね。私が考えた際は生活費の増加等も考えて安全を見ておかないと不安だったのので、安全をみて1.2~1.5倍みて必要な資産を試算すると8640万円~10,800万(1億800万)となりました。かなり長い道のりになりそうな数値が判明しちゃいました。。。。
資産が倍になる時間は、72の法則で計算することが可能です。投資の年間のリターンの%があって、その数値(ここでは仮に8%)とすると72÷8=9が倍に係る年数になります。72の法則は覚えておいた方がいいですよ。
仮に1,000万円で開始して、10,800万にしようとすると、10.8倍になります。6%の運用で考えると、8と16の間なので、12+12+12=36と12+12+12+12=48の間くらいになるんだろうなというあたりをつけることも可能です。実際に計算すると41年目で10,800万円を超えてきます。30歳でも71歳です。毎月入金で前倒ししないとうFIREは厳しそうです。
ポートフォリオ
ポートフォリオは金融資産の内容、比率をざっくり指しているという認識を持ってください。
FIREを目指すのであれば、現代ポートフォリオ理論に沿って、資産配分するのが良いというのが私の結論にはなっています。リスクを抑えながらある程度のリターンを得るためには、複数の銘柄に投資する必要があるってやつですね。株100%よりも株50%+債券50%の方がリスクが低くなるんです(リターンも下がりますが、、、)
自分が許容できる、リスクとリターンの数値がどれくらいなのかを考えて投資する銘柄を決めていく必要がありますね。
緊急時の資金
緊急時の資金はタイミングをミスした時にそのミスを許容するために、貯めておく現金になります。私の理解としては、年間支出の5年分、24万×12×5年分=1,440万円となります。私は、400万×5年分=2,000万円は必要かなと思っています。なぜ、5年かというと株の暴落時から戻ってくるまでにかかった時間が5年だったということなんです。
また、実際は分配金が入ってくるので、必要な現金は少なくなる傾向があります。式は次になります。
緊急時用の現金=(年間支出-投資金額×年間利回り)×年数
仮に年間支出を400万、投資金額7200万で利回り3%で検討すると次のようになります。
(400万-7200万×3%)×5=920万
投資金額8640万円~10,800万+緊急時用920万円だと、30代サラリーマンには厳しそうです。
まとめ:理想とギャップと、FIREを目指すのか??
理想は投資で1億強まで増やして、FIREと思い検討しましたが、諸条件を検討していくとなかなか厳しい数値をたたきつけられることになりました。完全な経済的な自立は難しいと思いますが、分配金等で毎月の生活をすこしずつ楽にできるように計画を数年単位で考えながら検討していきたいと思います。